④相手の気持ちを理解する方法 その1

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こちらの記事の続きです

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私が受講したコミュニケーション講座のアウトプットとしてまとめている記事です。

③では自分のコミュニケーションのタイプを知る事について記事をまとめました。

次は「見・聞・感」で気持ちを読み取る方法についてです。

会話で相手の気持ちを理解するには、言葉だけでなく伝えたい情報の真意や状況を読み取ることが大切。それは重々わかってはいるのですが、なかなか難しいですよね…

なぜ観察力が必要なのか?観察力のメリット3つ

人が相手に伝える情報のうち、言葉が伝える情報とそれ以外の情報の割合は 1:9という説がある。

言葉では気持ちを隠せても、顔色は隠すことが出来ないから。

表情や声のトーン、ジェスチャーなど無意識に表れる情報は、相手の本心や真実を知る手掛かりになる。

だから「観察力」が重要になってくる。まずは相手をしっかりと「見る・聞く・感じる」ことから。

〈観察力のメリット1相手の状況がわかる〉

人はテンションが上がったり、緊張したり、追い込まれたりしていると自分が置かれている状況に気づかないもの。でも顔色や声のトーンなどには相手もまだ気づいていない状況があらわれる。
それを意識して言葉を選べば、相手に寄り添った次の一言が伝えられる。

〈観察力のメリット2・相手が隠した「本心」がわかる〉

相手に合わせることを優先しあえて自分の本心を隠したり、本心とは異なる言動をしたりすることもある私たち。しかし無意識に表れる表情や姿勢には本心が表れやすいもの。逃さずキャッチしてどういう気づかいが喜ばれるのか、またはどんな配慮が必要かを想像して声掛けを。そうすることで「私の事をわかってくれている」と、相手との距離が縮まる。

〈観察力のメリット3・コミュニケーションの「ヒント」がわかる〉

観察力が上がってくると、自分の言動に対する相手の変化にも気づけるように。それは、次に何をすればいいかというコミュニケーションのヒントになり、良い関係を築くための大切な要素になる。

観察力を鍛えるにはどうする?

観察のポイントは、相手の「変化」を見つける事。感覚を研ぎ澄ませて「見る・聞く・感じる」ことで、相手の小さな変化に気づくことができる。

  • 見る…顔の表情・視線
  • 聞く…声のトーン、リズム、テンポ、大きさ
  • 見る・感じる…姿勢、からだの動き、しぐさ
  • 感じる・聞く…感情にまつわる言葉

コミュニケーションをとる前と後の比較が、観察の第1歩

人の気持ちや状況を知るには、ある瞬間だけを見て判断するのはとても難しいもの。パッと見て決めるのではなく、会話を通してコミュニケーションをとる「前」と「今」の間に起きた変化に注目しよう。急に表情が明るくなった、声のトーンが低くなったなど、小さな変化を見つけることが観察の第1歩。それらを手掛かりに、なぜそのような変化が表れたのかを考えると会話の真実がわかりコミュニケーション力が鍛えられる。

最初は観察するポイントをひとつに

まずは顔の表情だけ、声のトーンだけ、などと決めて観察するとその部分の変化がよくわかるようになってくる。慣れれば、他の情報にも自然と目を向ける余裕が出てくるので、同時に複数の変化に気づけるように。

しぐさは、ひとつの参考程度に

しぐさだけでは相手の気持ちが読み取れない。なぜなら、しぐさは相手の言葉の意味やお互いの関係性によってかわるから。相手の本当の気持ちを理解するには、他の要素も含めて総合的に判断した方が良い。

樫畑

同じ「ほうずえをつく」しぐさでも、悩んでいる・退屈している・さみしい…など色々考えられますよね…

目は口ほどにものを言う

人の目の動きは思考と結びついているんだそう。視線の動きを観察すれば、相手の心理や頭の中でどんな情報処理をしているのかがわかる。

〈上を向く〉…視覚的な情報処理

→こうなってほしい未来や記憶のワンシーンなどをそのときに目で見ているかのように頭の中で思い描いている。

〈左右どちらかを向く〉…聴覚的な情報処理

→過去に聞いた情報や誰かの言葉などを今聞いているように思い出している、「こう言われたい」などと願う言葉や音の情報などをイメージしている。

〈下を向く〉…身体感覚的な情報処理

→自分自身の気持ちや考えと向き合ったり、過去にからだで感じた記憶を思い起こしたり、未来に感じたい楽しさや喜びなどを体感するように想像している。

コミュニケーションに活用すると…

視線の動きからわかった相手の状況に合わせてコミュニケーションを取ることで、信頼関係が築きやすくなる。相手に適切な言葉を掛けると「自分が考えていることを察してくれている」と感じられ、安心感につながるから。

視線が上を向いている時には視覚的な言葉がけを。「それはどんなシーン?」「どんなことをイメージしているの?」など。

視線が左右どちらかを向いている時には聴覚的な言葉がけを。「なにを言われたの?」「どんな音に似ていた?」など。

視線が下を向いている時には身体感覚的な言葉がけを。「どんな気持ちだった?」「それってどんな感覚?」など。

樫畑

日頃、ここまで意識していませんでした。次に誰かと接するときに注意してみようと思います。

次回は、実際に相手のどんなところに気を付ければよいのか、具体的にまとめてみます!

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ABOUT US
樫畑ゆう
こんにちは。樫畑ゆうと申します。 二人の娘たちと夫と暮らす、アラフィフ主婦です。 40代になってからようやく、自分がhsp(繊細さん)ではないかと悟り、長年の生きづらさの原因がわかったことで少し気が楽になりました。 趣味は読書(ジャンル何でも)・アニメ、ドラマ、映画を見る・音楽鑑賞・ピアノの練習。 宇宙の事や神秘的なこと、古代文明にも興味あり。 好きなアニメは「鬼滅の刃」「葬送のフリーレン」「忘却バッテリー」。 アラフィフになり、「本当に自分がやりたいこと・好きなことで自由に稼ぐ」を実現すべく邁進中。