前回まではこちら
前回の続きですが今回は「相手の気持ちがわかるポイント」を学んだのでおさらいしたいと思います。
「見・聞・感」で気持ちを読み取るには観察力が必要、ということでした。
では実際に相手のどんなところに気を付ければいいのか、具体的にまとめてみました。
相手の気持ちがわかるポイント
表現/ 本当の気持ち | ポジティブな時 | ネガティブな時 | 怒っている時 | 退屈に感じている時 | 熟考している時 |
ことば遣い | うれしい・楽しい、など前向きな言葉が多い | どうせ・仕方ない、など後ろ向きな言葉が多い | 口調が乱暴、強めになる、無言になる、舌打ちする | 言葉数が減る、返事が適当になる | 口数が少なくなるか、うーんなど悩むような言葉が多い |
声 | トーンが明るく高め、ボリュームが大きい | トーン低い、スピードはゆっくり、ボリュームが小さい | ボリュームが大きく、攻撃的 | ボリュームが小さい | トーンは低め、スピードはゆっくり |
表情 | 楽しげ、笑顔、口角が上がっている | うつむきがち、口角が下がっている、顔色が悪い、暗い | 硬い、口角は下がっている、目が鋭い | うつむきがち、違う方向を見ている、眠そうにしている | 上か下を向いている、真剣なまなざし |
呼吸 | 興奮すればするほど早くなる | ため息をつく | 浅い、早い | ため息をつく、あくびをする | 深い、ゆっくり |
しぐさ | 身振り手振りが大きい | 全体的に力が抜けている | 乱暴になる、貧乏ゆすり | 時計や携帯電話などを意味もなくさわる、足を組む | 腕や足を組む、ほおづえをつく、うなづく |
姿勢 | 前のめり、どっしり構えている | 背中が丸まっている、うなだれている | 前のめり、その場から立ち去ろうとする | 背伸びをする、背中が丸い、椅子に浅く座る | 背伸びをする、椅子に浅く座る |
友人とのランチでこんなことが…
コミュニケーション講座のアウトプットの途中ですが…思い出したことがあったので
ちょっと聞いてください。
パスタ屋さんで友人3人でランチをした時のこと。
食事を終えてコーヒーを飲みながら結構長居をしていた私たち。
お客さんはいつのまにか私たちだけに。店の人は私たちに早く出てほしいのが態度に表れていました。
ところが友人のひとりはそんなことは全然気にならない様子(気づいていなかった)。
ですが私は店員さんが気になって会話に集中できませんでした。
(今思えば、ファミレスかもっとゆっくりできる場所に移動すれば良かったのですが)
水を勢いよくテーブルの上に置かれたり、むっとした様子でこちらをじっと見ていたりと
いたたまれなくなり、帰らざるを得ませんでした。
ああいった場面では、友人に早めに場所を変えようと提案すれば良かったのですが
話の腰を折るのも悪いと思い、言い出すのが遅くなってしまい居心地の悪いまま何十分か過ごしてしまいました。
こういう場面での気の利く一言が言えたなら…
店員さんに対しても何か一言物申したい気分でしたがうまく言葉にできずじまいでした。
あなたならこんな時どうしますか?
次回は、話せなくてもコミュニケーション上手になるコツとは?
を深く探っていこうと思います。
おさえておきたいところは覚えておいて、普段の生活に生かせそう!
熟考と退屈ってちょっと似てる…。じっくり観察しないと。